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  1. 交通事故

疾患情報

交通事故

交通事故で多いケガ

交通事故で最も多いケガは、頚椎捻挫、打撲、骨折、脱臼等です。 事故の直後は興奮状態にあり、痛みを感じていない場合があります。時間が経ってから痛みを感じるため、治療開始も遅くなりがちで、放置しておくと治りにくくなります。 交通事故で多い、むちうち症候群(頚椎捻挫、外傷性頚部症候群)、脊髄損傷、骨折、頭部外傷についてご説明いたします。

 

 

いわゆる「むちうち」(頚椎捻挫、外傷性頚部症候群)

いわゆる「むちうち(頚椎捻挫)」とは、交通事故などで頚部に突然衝撃を受け、頚椎周囲の筋肉や神経に損傷を受けて発生する傷害のことを言います。  首の周辺痛み、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴りなど、多様な症状が出ること、また事故後数日してから症状が出ることがあります。頚椎捻挫のほとんどが、軽い症状で済むことが多いですが、重症例だと、上半身が痺れる、全身倦怠感、視力障害などの症状が続くことがあります。 「むちうち」の治療は、捻挫と同様に、湿布にて痛みを緩和し、安静のために頚椎カラー装具(コルセット)を使用すると、比較的治りが早くなります。疼痛が治まったら、なるべく早く少しずつ動かさない筋肉の運動をして、機能を回復させるためのリハビリを開始します。

 

 

脊髄損傷

脊髄とは背骨の中にある中枢神経のことであり、末梢神経と脳を繋ぐ重要な神経です。この脊髄を損傷すると、脳から末梢神経への信号が阻害されるため、四肢に麻痺が生じます。受傷し、交感神経が傷ついてしまうと、めまい、のぼせ、倦怠感等の症状が現れます。脊髄は損傷すると、修復や再生が困難と言われています。交通事故後に手足の知覚障害、めまいや吐気などの症状がでた場合は、千問の整形外科を受診することをおすすめします。

 

 

骨折

交通事故にあって怪我をしてしまったとき、考えられるのが骨折です。骨折と一口に言っても、その症状は様々ですが、中には「痛みがほとんどない」「見た目からは骨折しているとわからない」といったような骨折もあります。 交通事故によって骨折しやすい場所は、肋骨と骨盤です。 肋骨骨折は、胸部に衝撃を受けることのより発生します。深呼吸時以外、痛みが少ないため、気づかない場合もあります。肋骨骨折の治療は、バストバンドとよばれる胸部に巻くバンドで固定して安静にします。 骨盤は体の中心にある骨で、上半身と下半身をつなぐ役割を果たしています。骨盤の骨折は、交通事故の場合、車両と接触したり、強い衝撃で骨盤をぶつけたなどで骨折します。骨盤骨折は激しい痛みを伴いやすく、同時に大量に出血すると、ショック状態に陥ることがあり注意が必要です。

 

 

頭部外傷

交通事故で頭を強く打ってしまった場合、脳損傷の可能性があります。軽い頭部外傷では治療の必要はありませんが、頭痛や吐き気などの症状がある場合は、必ず病院での診察が必要です。 時には、脳挫傷の恐れがあり、その場合は、頭蓋内出血や脳の内外に血腫(血のかたまり)ができ、手術が必要な場合があります。このような手術は生命の危機に瀕している状態からの回復が主な目的であり、麻痺や言語障害の改善のためのものでもあります。 頭部外傷の後遺症には、手足の麻痺、言葉障害や高次機能障害(記憶、感情)、その他てんかんを起こすことなどがあります。 当院では、このような頭部外傷の方々の場合は、速やかに専門の脳神経病院を紹介させていただきます。

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