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  1. スタッフブログ

いつも結城病院スタッフブログを読んでいただきありがとうございます。

 

今年も残すところあとわずかですが、今年一年皆さんにとって良い年でしたでしょうか?私なりには、意外に頑張った一年だったかなと思います。

さて、今回の私のブログは自転車についてです。私自身、何十年も運動らしい運動をしてこなかったため、一念発起し昨年の11月から仕事の休みの日に10㎞を目標にウォーキングを始めました。

3か月ぐらい過ぎると体も慣れてきてランニングをするようになりましたが、いざ走ってみると体は重く、自分が昔とは違うことを実感しました。でも、走ることに慣れてくると少しずつ距離が延び、調子が出てきたところでひざの痛みが出現し、もうやめようかなと思った時に自転車にしようと決心して今では20~30㎞くらい走っております。

バイクや車に乗り始めると自転車にはまったく興味がなくなっていましたが、久し振りに乗ってみると普段車で走っている景色もどこか違って見えたりします。車で入っていけないような細い路地でも入っていくことができ、以外に楽しいことを実感できます。

小学生の頃歩いた道が以前のままだったり、中学生の頃友達と一緒に自転車で小山駅周辺や小山遊園地(現在のハーベストウォーク)まで行っていたな、など昔を思い出しながら自転車に乗っています。飽きっぽい自分が1年も継続できるなんてかなり驚きですが、今後も続けていき少しでも健康を維持できればなと考えております。

皆さんも寒いからと言って家の中にばかりいず、外に出てみてはいかがですか。

 

夜間就寝中に大きなイビキをかいている人がいます。

本人は自覚が無く、周りの顰蹙だけかっていて、さぞ本人は気持ちよく眠っているのか考えてしまいますが、実はそうではありません。

イビキは睡眠中に舌の付け根が後ろに下がり、首の周囲の筋肉も緩むため、のどの通り道が狭くなって生じる空気の振動音です。

飲酒の後や体が疲れているとき、風邪をひいたときなどは特にイビキをかきやすくなります。

実はイビキは「睡眠時呼吸障害」の症状の一つなのです。

イビキが多いと睡眠中の血液中の酸素濃度が低下します。

そのため脳や体はよく休むことができず、むしろ「よく眠れなかった」状態になっていたのです。そして、それが高じて睡眠中にイビキ=呼吸が停まってしまう人は「睡眠時無呼吸症候群」という疾患に該当します。睡眠中はレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返して脳と体を休めています

。睡眠時無呼吸症候群の場合はこの睡眠パターンが乱れてしまい、深い眠り(ノンレム睡眠の深睡眠)が少なく、慢性的に浅い眠りだけが多くなっています。だから「睡眠時間は十分取っているはずなのに良く眠った感じ(熟睡感)がしない」という症状がでます。

また「日中に強い眠気を感じ、集中力が落ちる」といった問題も出てきます。さらに、睡眠時無呼吸は、高血圧・不整脈(心房細動)や狭心症・心不全などの心臓病・脳卒中などの脳血管疾患・糖尿病などの生活習慣病の原因および悪化させることが最近知られるようになりました。

「イビキをかく」だけなら、睡眠中の「口呼吸」を減らす工夫をしていただき、そのための各種グッズも薬局などで販売されています。そして「睡眠時無呼吸症候群」が疑われる場合には、病院での検査が必要です。当院では、自宅で一晩専用機器を装着して行う「簡易ポリグラフ検査」と、病院に一泊して精密検査を行う「終夜睡眠ポリグラフ検査」を行っています。

「簡易検査」では当院からお貸しする装置を就寝時に装着して一晩の睡眠中の呼吸・心拍・酸素飽和度を測定し、実際に無呼吸発作が生じているか検査します。

その結果で精密検査が必要な場合は、一泊二日の入院で、睡眠脳波や呼吸運動・眼球の動きなどから睡眠と呼吸の状態を詳しく調べます。検査の結果で治療が必要な「睡眠時無呼吸症候群」と診断された場合は、夜間CPAP(持続陽圧呼吸法)療法を検討いたします。

CPAP装置ではホースとマスクを介して鼻へ空気を送り込み、気道に圧力をかけて空気の通り道が塞がれないようにします。「よくイビキが停まると言われる」「普段から良く眠れず、日中も眠気が残る」などの症状が思い当たる方は、当院に相談されてみてください。

 

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秋も深まり、クリスマスソングを耳にする季節になりました。

 

サンタクロースの住む北欧は、国土の一部が北極圏のあり、11月を過ぎると

日照時間がぐっと短くなり厳しい寒さが到来です。

 

長い冬を室内で過ごす人々が、心地よい暮らしを求め進化させたのが北欧デザインとも

言われているようです。自然のぬくもりを感じる素材や色をうまく配した家具や雑貨は、「モダンながらも機能性に優れ、使い心地も抜群」といわれ、日本でも人気が高まっているようですね。

 

我が家では、この時期になるとフィンランド土産で頂いた陶器のクリスマスツリーと、ホワイトカラーの羽毛製リースを飾り、ぬくもりを感じています。

 

寒い時期、暖房器具は欠かせませんが雑貨や色彩を工夫し、心地よい冬を楽しんでみては

いかがでしょうか。

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前回のブログも「痛み」について書かせていただきましたが、続編として最近のトピックスについてふれさせていただきたいと思います。

 「痛み」は怪我や身体の異常を知らせる反応として非常に重要である反面、多くの人を悩ませる不快な症状でもあります。この症状が日常生活に影響を及ぼし、生活の質を落とす原因となっています。国内における過去の調査においても総人口の概ね15~20%が慢性疼痛を有しているとも報告されており、医療費負担も月額5,000~6,000円程度かかっているのではないかと言われています。海外に目を向けてみると米国における調査では、従業員の健康に関連する企業の総コストのうち、医療費や薬剤費の直接費用は約20%程度で約75%は間接費用(生産性の損失)が占めることが示唆されています。このような社会経済的な影響分析の結果、慢性疼痛における労働損失は日本国内で約2兆円前後/年とも推定されています。「痛み」の解決は、社会的な課題となっており今後、労働人口減少の加速する日本において「痛み」に対処し、損失を防ぐことが求められています。

では、上記のような慢性疼痛(特に運動器慢性疼痛)の治療は何が有効なのでしょうか?近年、運動療法の重要性が増しており、2018年に作成された慢性疼痛治療ガイドラインにおいてもエビデンスレベルA(効果の推定値に強い確信がある)、推奨度1(実施することを強く推奨する)と評価されています。また、医療費用を考慮しても運動療法と患者教育を行った場合が優れた費用対効果である傾向が示されています。現在では慢性疼痛治療の第一選択的治療法に位置付けられると考えられています。

ここで重要となってくるのが「患者教育」という言葉です。なんだか偉そうな言葉ですが上から目線で「教育するぞ!」などということではなく「セルフケア」と「アドヒアランス」という要素を維持・強化しましょうということです。内容としては簡単なことで「セルフケア」というのは、例えば、患者さん自身でのケアや自宅での自主練習のことです。「アドヒアランス」は、患者さん自身が積極的・主体的に運動療法の内容や意味を理解し取り組むことです。聞いてみると簡単なことなのですが、この簡単なことを実行するのが非常に難しいようです。多くの研究でも患者さん自身が主体的に運動療法へ参加する意欲が乏しい場合には効果が見込めないということが明らかになっているので、私たちはいかにこの2つを維持・強化することができるかを意識して取り組んでおります。大切なことは、痛みがあるから運動をしないということではなく痛みの状態を客観的に理解し、かつ主体的に運動に取り組むということです。

当院でも、通院するための十分な時間や運動療法を行うサポートが無いという患者さんは多いため、自宅での自主練習を中心に個別の運動メニューを作成し、説明・指導しております。

※リハビリテーションは、医師の指示に基づき実施しております。リハビリテーションの対象となる疾患には条件がございますので、病院にご相談ください。

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我が家には小学5年生になる息子がおります。

淡水魚がとても好きで、天気の良い日にはよく釣りに出かけています。父親のいない日は私が担当して釣り堀へ連れて行く事もあります。                    

そんな息子と今年はあちこち水族館へ行きました。栃木県大田原市にある「なかがわ水遊園」、埼玉県羽生市にある「さいたま水族館」、そして念願の「相模川ふれあい科学館  アクアリウム  さがみはら」などです。

ふれあい科学館は神奈川県にあり電車で3時間程で、相模川の近くに位置し遠方には丹沢山など山々が広がっています。

どの水族館も大型の魚はいませんが、地域の特徴的な地形やそこに生息する魚が上流から下流にかけて展示されています。何よりも、コイやアオウオ、ソウギョなどに直接餌をあげたり触れたり出来る事がたまらなくお気に入りなのです!

私も以前から水族館は大好きですが、息子のガイドのおかげでいっそう興味深く見学するようになりました。魚を見るだけでなく、絶滅危惧種や危険生物などの外来種の増加、水質汚染など、魚を取り巻く環境についても学ばなければならないですね。

 まだまだ淡水魚への興味は続きそうです。将来に繋がるかはわかりませんが、全力で応援していきたいと思います。

外山01

外山02

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 先日、娘が通う高校のPTA支部対抗ビーチバレー大会がありました。

一カ月ほど前、人数が集まらないから参加できないかと役員の方から電話がありました。

普段運動もしていないし、ビーチバレーも10年くらい前にやっただけだし、断ろうかとも

思いましたが、健田の敬老会でよさこいを何とかやり遂げることができた事で、ビーチバレーも何とかなるかな・・・と思い参加を決めました。

 大会当日までに3回体育館に集まって練習をするとのことでしたが、1回しか練習に参加することが出来ず当日を迎えました。

 全部で32チームが参加し、リーグ戦をおこなった後、上位2チームが決勝トーナメントに進むというものでした。

いざ試合に出てみると、初めは楽しく笑いながらやっていたのが、次第に負けず嫌いな性格が出てしまい、やるからには勝ちたいとい気持ちになり・・・両膝に大きな内出血を作りながらやった結果・・・リーグ戦をトップで通過し、決勝トーナメントも順調に勝ち進み、優勝することができました。

 とても楽しくて、気持ちよく汗をかき、また来年もこのメンバーで参加しようと約束して終えた秋の1日でした。

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私の次男は小学校のサッカークラブに所属しており平日の練習及び、週末の試合等に勤しんでいます。またクラブの方針とし親子の絆を深める為や、子供達の助け合いの精神を育む為にグラウンドの設営を親子や子供達で行っています。その様な中、今年の2月下旬の練習後に子供達とゴールの後片付けをしている中、台車からグラウンドにゴールを降ろす際に子供達と呼吸が合わず私の右腕がゴールに引っ張られるかたちに成ってしまいその後右肩に多少違和感残りましたが、時間が経過すれば痛みが緩和し日常生活が送れるのではないかと安易な考えでいましたが事実、痛みは数日で緩和し日常生活を送っていました。しかし、仕事上で毎日肩を動かしている為にまた肩の痛みが増強しましたが、また時間が経過すれば痛みが緩和すると思い日常生活をおくっていました。しかし、数日・数週間・数か月が経過しても右肩の痛みは緩和せず、逆に時間が経過するに連れ痛みが増強し、夜中は痛みで起きてしまうぐらい激痛が伴いました。また日に日に肩の可動域が狭く成り食事やトイレ等の日常生活に支障を来たす様に成りました。これでは非常にまずいと思い当院の非常勤の整形外科医に相談したところ「肩関節周囲炎」いわゆる「四十肩・五十肩」と診断されました。「肩関節周囲炎」は中年以降、特に50歳代に多くみられ、その病態は多彩です。

関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲に組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着するとさらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。

 医師より治療方針とし「非観血的肩関節授動術」提案されました。「非観血的肩関節授動術」とは肩の感覚を司る神経の根元(第5頚髄神経根)に局所麻酔を注入してブロックし、医師が肩関節を動かして形成された癒着を剥離します。授動術後は麻酔が7時間以上切れず違和感は残りますが、翌日より麻酔等の影響は無くなり通常通りの生活がおくれました。授動術後はあの激痛で夜中に起きる事が無くなりました。またセルフのリハビリにより日に日に関節の可動域も広がりトイレでのあの苦労も無くなりました。現在では、難なく腕の挙上・内外転もできる様に成り若干、手が背中に回し辛い程度で日常生活には何ら問題有りません。もっと早く授動術を受けていれば・・・この夏はもっと楽しめたのに・・・

 「肩関節周囲炎」でお悩みの方は是非一度当院の整形外科に相談してみては如何でしょうか?

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 18歳の女性が、5階の窓から飛び降りた。下にトタン屋根の物置があって、その屋根に胸でバウンドして地面に着地、意識不明、ショック状態で都内の救命救急センターに搬送された。頭と手足には大きな外傷はなかった。

 左多発肋骨骨折、血気胸、肺挫傷、脾破裂がCT検査で判明。出血性ショックの状態で、気管内挿管と同時に胸腔ドレーン(胸にたまった空気や液体を排出するチューブ)を挿入し、初療室から手術室へ直行した。全身状態がよければ脾破裂には動脈塞栓術という血管内治療の選択枝があるが、輸液のスピードを上げても血圧が不安定なので、動脈造影をしている余裕はなかった。

 正中切開で開腹。腹腔内から大量の血液があふれてきた。血液を吸引しながら腹腔内を検索する。肝臓には目立った損傷はない。脾臓が粉々に割れている。脾臓を持ち上げ、脾門部の血管を結紮切離して脾臓を摘出、手術開始からここまで約10分。腹腔内を再度確認したが他に臓器損傷はなく、急いで閉腹にかかる。すると、胸腔ドレーンからの出血が急速に増えて血圧が上がらない、と麻酔科医が叫んだ。すばやく胸の覆い布をとって肋骨の間を切開し、開胸器をかけて左胸を大きく開く。胸腔内から一気に血液が噴き出した。血の中に手を突っ込み、大動脈を探るが損傷はない。手探りで肺門(肺に流入する血管と気管がまとまった部分)をつかむと出血の勢いが収まり、血管遮断鉗子で肺門を遮断すると出血が止まった。肺下葉(上下に分かれている左肺の下半分)があちこち裂けて空気漏れと出血があり、裂け目が深い。縫合だけですべてを閉鎖するのは困難で(肺は薄い小さな袋の集まりでスポンジのように柔らかい)、下葉を切除する方が早いと思われた。肺切除術は研修医の頃に3例ほど助手をしただけで、自分が術者になった経験はない。助手は自分よりさらに若い。躊躇している暇はなかった。葉間(上下に分かれている肺の間)を割っていって、血管と気管を縛って切ればよいのだ。やるしかない。15分ほどで一気に肺下葉切除を終え、血管遮断鉗子をはずした。出血はない。血圧も安定している。大急ぎで閉胸して集中治療室に戻った。

 それなりに出血して輸血を必要としたが、術後経過はきわめて順調だった。患者の若さと体力のおかげともいえる。全身状態が安定したところで精神科に転科した。多発肋骨骨折で身動きできないほどの激痛のはずだが、終始他人事のように平然としていた患者には驚くばかりだった。

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春を待ちきれず、ひと足早くうつむき加減に咲き出すクリスマスローズの花。

その控えめな美しさや、寒さの中でも咲き続けるたくましさ、そして様々な花色や花形は実に魅力的です。当院の庭園でも大株になったクリスマスローズが鑑賞できますので是非ご覧になってください。

 クリスマスローズは、海外、特にイギリスでの人気が高く、交配によって今までになかった花色や花形が次々とつくり出されています。八重咲きの花は、一重咲きにはない華やかさが魅力で人気ですが、ちょっと高値なので、シーズンオフの安くなったときが狙い目です。宿根草ですので、半日蔭に植えておいて翌年以降に開花するのを楽しみにお待ちください。

 この花の魅力は、花色の多彩さにあり白系から黒系までほとんどの色がそろっています。寒さに強く2月~3月の花の少ない時期に長期間花を楽しめますので、自分好みのクリスマスローズを探してみてはいかがですか。

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今から8年前の2011年、私は主人と子供に誘われてモータースポーツ観戦に行きました。

それまでは、車やバイクのレースなど全く興味がなく、いつも観戦に出掛けて行く家族を見送っていた私。その時は、家族から「日本で開催されるのが今年で最後だから、一度は行こう」と半ば強引に連れて行かれたのです。

 

渋々観戦席に座った私に、レース中飽きないようにと食べ物や飲み物を運び続ける家族。

飲食の販売も長蛇の列で、レースを見るより並んでいる時間の方が長かったような気がします。

 

そんな中、スタートからピット作業、そしてゴールまでほぼ全て観戦した私は、初めて近くで観たレーシングカーやエンジン音、エンジニアの方の素早いピット作業などに感動し、レースが終わる頃にはすっかり夢中になってしまったのでした。

 

サーキットは山にあるため、移動もトレッキングのように登ったり降ったりして筋肉痛にもなりますし、過酷な天候下でも、レースが行われます。

運動が嫌い。暑いのも寒いのも苦手な私が、一日中楽しむことが出来るようになったことに自分でも驚いています。

 

今までは、自分に興味のないことには全く振り向くことがなかった私ですが、

こんなスポーツ観戦に出会わせてくれた家族に少し感謝してしまいます。

 

皆さんも、興味のない事に誘われても、重い腰をあげてみて下さい。もしかすると、新たな趣味に出会うかもしれませんよ。

お電話からもお気軽にお問い合わせください