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同樹会にお世話になり10年以上になります。元来、茨城とは何ら縁のなかった私でしたが、最近(と言ってももう数年前)いいところを見つけました。筑波山麓の「つくばりんりんロード」です。
筑波山を望む旧筑波鉄道廃線敷を活用したサイクリングコースです。片道約40キロ。ここに霞ヶ浦コースを加えると総計180キロにもなり、これ程の長距離が準備されているサイクリング コースは全国でも希だそうです。そして、いいところがいくつもあります。
当時小学生4年の息子とつくばりんりんリードの一部を片道20キロ往復40キロ走ってみましたが、さしてばてもせず、十分に楽しめました。
他県の自転車乗りの人から見たら、結構羨ましがられるコースかもしれない!
いいでしょ!?
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フライパンを振れなくなった。
パソコンの作業が痛くてできない
雑巾が絞れない
ごみ袋が持ち上げられない
近年、このような肘や手首の痛みに悩まれている方は少なくありません。このような症状が続いている場合「上腕骨外側上顆炎」が心配されます。中年以降のテニス愛好家に多いことから「テニス肘」とも呼ばれています。
主に肘の外側から前腕にかけての痛みがあり、短橈側手根伸筋という肘の外側から手首にかけて伸びている筋肉の障害が原因と考えられています。30代~50代に好発し、特に女性は難治例が多いといわれています。治療法はステロイドの注射やテニス肘バンド、体外衝撃波治療、多血小板漿局所注射、手術など多岐にわたりますが、その中でもリハビリテーションのエビデンスの強さはB、推奨度は1と、他の治療法と比較しても効果的であることが報告されています。当院のリハビリテーションでは肘や手首のストレッチに加え、肩甲骨や体幹のストレッチも指導させていただいています。
また手の使い方や生活動作、環境の見直しをすることで痛みが軽減する事例も少なくありません。まずは短橈側手根伸筋の機能をできるだけ避ける動作を指導します。具体的には手のひらを下に向けた状態(回内位)で物をつまみ上げる(3本指で手首を反る動き)を避けながら、生活でやりたいこと、やらなければならないことを遂行できるように工夫していきます。
・デスクワークでは、肘がテーブルに乗る姿勢で、上肢の負担を軽減する
・患手は基本的に中間位(親指が上の状態)もしくは回外位(掌が上を向く状態)で使う。
・ゴミ袋など重量物は回外位で持つようにする。
・パソコンのマウスは少し横向きで使えるように、マウスパットを斜めにする(上腕骨外側上顆炎用のマウスも市販されています)
思い当たる方はまず専門医にご相談されてはいかがでしょうか。
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ある日の我が家での一場面。3歳の息子がイタズラをしたため、妻に叱られていました。
いつもなら「ごめんなさい」を言えるのですが、彼なりの理由があるらしく全く引かない。
納得がいかない息子が妻に対して手をあげたため、私が注意しました。
〇私「相手の気持ちを考えなさい。自分がやられたら痛いでしょ?」
〇私「じゃあ、同じ事やられてもいいの?」
〇私「そうでしょ?やられた人の気持ちを考えないとね。」
我が家では、人の感情、社会生活で一番大切な事は想像力であると思って教育しています。自分の言動が周りにどう影響するのか、逆の立場ならどう思いどう考えるのか。私自身もハッと思い返す場面があります。
私たち医療従事者が向き合う場面は、患者様やご家族が幸せな時は少なく、身体的、精神的苦痛を伴っている方が多いです。そんな方々に対し、本当に想像力を働かせ適切な対応が出来ていたのか近頃よく考えさせられます。
というのも、私事ですが、ここ数年病を患い入退院や休職を余儀なくする日々が続きました。入院先でたくさんの医療従事者の方々から援助を受けました。ありがたかったのと同時に、本当にこの立場にならないと、求めている援助や感情はわからないと実感しました。そして、今まで提供してきた医療においての私の言動は、十分な想像力が伴っていたのかと考えるようになったのです。
無論、全ての医療従事者が患者様と同じ経験を出来るはずもなく、そこで大切なのは寄り添うための「想像力」につきると思うのです。全てを理解する事は困難だと認識した上で、相手を理解しようとし続ける力がこの「想像力」であり、我々医療従事者に求められる力の一つではないでしょうか。
我々結城病院の理念は、「知識と技術をもって治療し、心をもって癒す。」であります。この理念の遂行の為には目の前にいる患者様に対する「想像力」が重要だと思うのです。
息子とのやりとりからまた一つ大切な事を気づかせてもらいました。
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起立性調節障害ということばを耳にしたことがありますか?
人間の体内のしくみは交感神経と副交感神経という(ちょうど自動車でいえば各々アクセルとブレーキにあたる)2つの自律神経でバランスをとってうまくコントロールされています。
朝起きて活動を始めようとしているのに自律神経のアンバランスにより心臓や血管の状態が活動状態に入れないことで、脳への血液の流れがスムーズにいかないなどの現象が起こります。その結果としてなかなか起きられない、頭痛、立ちくらみ、車酔いなどの症状がみられやすくなり、主に午前中の調子が悪く午後に向かうにつれて回復傾向がみられる特徴があります。
この状態は自律神経系が不安定になりやすい小学校高学年で5%、中学生で10%のお子さんに、そしてわずかながら成人でもみられます。また、一般に季節の変わり目に症状が悪化しやすいといわれます。年代的な特徴から単なる夜ふかしなどの習慣やサボり癖などと誤解されることもあり、当の本人も辛い思いをする場面や長期欠席につながることもよくあります。
診断は(他の病気を鑑別した上で) (1)問診 (2)横になった状態から起立状態での血圧および脈拍変化(新起立試験という) を参考に行われます。起立性調節障害と診断された場合、(1)生活指導(水分摂取・日常動作等)、(2)薬剤による治療 が並行して行われます。
以前は認知度が低く「サボり」と誤解されがちだったこの病態も、最近では学校関係者の方々の理解もすすみ、自治体独自のガイドラインも作成されるなど支援体制が広がりつつあります。
ブログをご覧になり、思い当たる節があるという方はぜひ医療機関にてご相談ください。
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私事で恐縮ですが、今年の3月に一番下の子が保育園を卒園しました。一番上の子から数えると12年間通わせていただきました。最終学年だったこともあり、行事もとても楽しみにしていたのですが縮小や中止が多く、残念ではありましたがその中でも感染対策を講じ、子ども達に思い出の残る保育園生活を送っていただけたことを、ここで感謝を述べさせていただきます。ありがとうございました。
毎日、保育園へ送っていくと玄関で掃除をしながら子どもたちの登園を見守ってくださってくれる当番の先生がいらっしゃいます。いつも、「おはようございます」「おあずかりします」「いってらっしゃい」と元気に声をかけてくださり、子どもが保育園に入りたての時は、子どもの泣く声に後ろ髪を引かれる思いもありましたが、先生の声掛けで安心して預けて働くことができました。卒園式の時、いつも当番をなさっている先生にお礼を述べると、「こちらの方が元気をいただいているんですよ。いつもママ、頑張っていますよ」と声をかけていただきつい、泣いてしまいました。
4月から、子どもは小学校へ元気に行っています。一度も、保育園に戻りたいと話すことはありません。保育園という安全基地でたくさんの愛情をいただいて小学校という次のステップに安心して進んでいけていると思います。親の方が保育園に戻りたいという気持ちが強いかもしれませんね。私も、先生にいただいた言葉を胸に仕事、育児を頑張っていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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先日、中学生の息子が「これを輪っかになるように結んで」と言って1本の毛糸を持って来てきました。何をするのだろうと思ったら「あやとり教えて」と。
あやとりといえば、1本の輪にした紐を手に掛け、指でその紐を様々に取って色々な形を作る伝承遊びの一種で、子供の遊びというイメージでした。懐かしく思いつつ、中学生になってもあやとりをやるのかな?それとも親子のコミュニケーションを図るための配慮なの?などと勝手に思い巡らせながらプリントに印刷された説明を見て実際にやってみると、これが意外に難しい。
一番奥の紐を親指で取る、など独特な表現がされていて理解するのに時間が掛かります。合っていると思って先に進んでも、紐の取り方を少しでも間違っていると形にならないのです。気が付くと息子よりも夢中になってあやとりの技を完成させようと必死になっていました。
後で息子に聞いた話ですが、学校であやとり検定があったとのことでした。
基本の構えは、両手の親指と小指に紐を掛け、中指で反対の手の親指と人差し指の紐を取った状態です。ちょうちょ→魚とりの銛→ダイヤ→家→東京タワーと初級・中級・上級の順になっていて徐々に難しくなっていきます。結局、私は中級のダイヤで挫折しました。息子も最後まで作ることが出来ず、その日から毎日練習をしていたようです。
実はあやとりには下記のような、うれしい効果があるといわれています。
・技を完成させた達成感を味わえる
・集中力が養える
・手先が器用になる
・脳が活性化される
手指の神経は脳の広範囲の動きに直結しているため全身運動と同様に手指運動も健康増進や老化防止として効果が期待されます。
ところで、あやとり検定の結果というと…見事に最後の技まで完成出来たそうです。世界には3,000種類を超えるあやとりの技があるそうです。皆さんも1本の紐だけで気軽に出来るあやとりを極めてみませんか?
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題名から、何か身体に良いスープのレシピの紹介?と、思われた方。ご期待に添えずごめんなさい。ポルトガルの民話のご紹介です。
1人の旅人が旅の途中の村で食べ物に困り、村人に食べる物を乞いますが、誰もが怪しんで相手にしません。仕方なく、旅人は鍋だけを借り火をおこし湯をわかし、そこに石を入れました。旅人は、鍋から湯をすくい味見をして、「ああ、美味しい。でも、塩があればもっと美味しくなるのに」と言いました。様子を見ていた村人の1人が興味津々、塩を持って来ました。旅人は鍋に塩を入れ、「ああ、美味しい。でも、玉ねぎがあればもっと美味しくなるのに」と言いました。すると、また別な村人が玉ねぎを持って来ました。旅人は、「ああ、美味しい。でも、人参があればもっと美味しくなるのに」その後は次々と、ジャガイモやら肉やらが持ち寄られ、美味しいスープがたっぷり出来上がり、旅人は村人にスープをふるまい、皆がお腹いっぱい、笑顔いっぱいになった、というお話です。
皆で分かち合えば、幸せになれますよ、という若干説教じみた話かも知れません。が、一年以上に渡るコロナ禍。知らず知らず息が詰まるような毎日の中で、古から伝わる小さなお話に、気持ちがほっこりする瞬間があります。さて、今日はどんなお話を読みましょうか。
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管理栄養科では、日々患者さんに提供する食事の地産地消を心がけています。
今回は当院病院食で人気の、かんぴょうを使ったサラダをご紹介いたします。
かんぴょうは「ユウガオ」の実(ふくべ)を帯状に薄く剥いて乾燥させたものです。「ユウガオ」の実は丸く、これをロクロのような専用の皮むき機にかけて実を回転させてむいていきます。収穫は6月から8月くらいで、真夏の太陽熱にて2日間干し上げていきます。全国生産量の98%が、すぐお隣の栃木県です。
作り方は…
栄養価としては食物繊維やカルシウム、カリウム、マグネシウムを多く含んでいます。カリウムは余分なナトリウムを排泄し、血圧を正常に保つ働きがあります。
ヘルシーな一品をご自宅でぜひお試ししてみてください。
(写真はレシピにあるかんぴょうサラダと、かんぴょう煮です)
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皆さんよく口にする「坐骨神経痛」。これは病名ではありません。これは症状であり、骨盤の坐骨と言う所から出てくる神経とそれに関係するお尻から太ももの後ろ辺りに出現する痛み・しびれ症状の事を指します。症状が強いと足までしびれる事もあります。しかし、この坐骨神経そのものに問題がある事は非常に少なく、坐骨神経痛症状の8-9割近くは腰椎椎間板ヘルニア等の腰椎由来の病気が原因と考えられています。しかし、残り1-2割に腰椎のMRIなどの検査で原因が分からない患者さんがいます。最近、この様な患者さんに、「上殿皮神経」が障害されている可能性があると考えられています。詳しくは読売新聞 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20170904-OYTET50018/ で解説しております。興味のある方は是非読んで見て下さい。当院でも治療を行っております。相談してみて下さい。
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1年が経過したというのに、まだコロナウィルスは衰えるところを知らず、私達の生活を脅かしています。桜の季節を迎えても例年の賑わいは味わえず、少し寂しい限りです。
私どもの老健施設「健田」の駐車場の桜も満開になり、ご利用者様と散歩をしたりと、ほんのひとときですが春の訪れを感じました。
ところで、桜の花言葉をご存知ですか?『精神の美』『優雅な女性』、八重桜の花言葉は『おしとやか』『豊かな教養』だそうです。 こんなご時世でも綺麗なものには心を豊かにする力がありますね。
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