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スタッフブログ 2024.07.24
ユニバーサルデザイン
いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
みなさん、「ユニバーサルデザイン」と聞いて、思い浮かぶものはなんですか?シャンプーボトルの側面の凹凸とか、エレベーターのボタンに表示されている点字とか。
ほかには? …意外と思い浮かびませんよね(私だけ??)
ある日、年長の息子が保育園から帰ってくるなり、こう言いました。
「ゆにばーさるでざいん を探したい!」
ほほう、よく覚えたな、そんな長い言葉。
息子の通っている保育園は、昨年から「障がい理解教育」を普段の保育のなかに取り入れています。「障がい理解教育」というのは、とても簡単にいうと、障がいを持つ人々への理解を深め、多様性を尊重する姿勢を育てる教育のことです。その一環で、ユニバーサルデザインが出たのでしょう。なるほどなるほど。
キラキラした目で訴える息子、しかし母は夕飯の準備をしたい。そしてキミを寝かすミッションを早々にクリアしたいんだ …という本音を何とか飲み込んで、夕食後に家のなかを捜索開始。すると…あるわあるわ。ユニバーサルデザイン!2Lペットボトルの側面にある溝は持ちやすくするため。紙幣の凹凸や大きい数字の表示は視覚障害がある人にも見やすくするため。炊飯器や給湯器のスイッチ、テレビのリモコンのボタンにも点字が。あら、缶ビールの蓋にも!
家中のユニバーサルデザインを探しても息子の興味は尽きず、日を改めて今度は街中へ。自販機の取り出し口やボタンが腰ほどの位置にあるのは、車いすの人でも使いやすいように。点字ブロックや音響式信号(横断歩道でピヨピヨ、カッコーとなる音のことです)も、ユニバーサルデザインだそうです。
うーん、普段使っているものが実はユニバーサルデザインだった!というものがまだまだありそうです。息子とともに、ユニバーサルデザイン探しを通して、ちょびっとだけ「障がい理解」ができた出来事でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。