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スタッフブログ 2022.05.11
太々神楽(だいだいかぐら)を満喫
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栃木県真岡市にある長沼八幡宮。そこは以前より、事ある度に訪れているとても静かでおごそかな神社です。八幡宮の歴史は古く、坂上田村麻呂が東夷征伐に功をなし、その武運の感謝のために一社を造営、誉田別尊(ほんたわけのみこと)を奉斎したのがはじまりと伝えられています。青銅製の鳥居や左右に並ぶ随神神や龍の彫刻がすばらしい随神門、さらに奥の拝殿にも正面の注連縄の上に龍の彫刻があります。境内には日光二荒山神社や熊野神社といった末社もあり施されている彫刻も見事で真岡市の文化財に指定されている貴重な建造物が数多く残されている神社でもあります。
毎年春には太々神楽(だいだいかぐら)を行っていましたが、コロナ禍で2年間中止していました。今年は二荒山神社の改修工事の完成式典と合わせて行うことを知り、出かけてみました。
太鼓や笛の音に合わせ、鬼・神様・福の神などの面をつけ、踊る神楽を神聖な気持ちで見ていました。神楽は三部作になっているようで躍りの最後には神様の面の方がお餅をまき、その後はお菓子やらカップ麺やらティシュBOXなどをとても沢山まきます。ホントにたくさん。三部作なので、お餅やお菓子まきも3回。驚きです。「神様と一緒にみて、一緒に楽しみ、一緒に御力(福)をいただく」まさにその通りでした。
静かな歴史ある古社で鳴り響く太鼓や笛の音、神楽の舞、そしてお餅まき。色々な景色や音を聴いているとふと、自分の子供の頃の昭和の時代にタイムスリップしているような感覚でした。江戸時代より続いているという長岡八幡宮での神楽。このような伝統芸能を伝承し何十年も絶やすことなく続けているなんてすばらしいですよね。とても気持ちが豊かになった1日でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。