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スタッフブログ 2020.04.07
瘀血(おけつ)を知っていますか?
いつも結城病院スタッフブログをお読みいただきありがとうございます。
今日は また、東洋医学の話です。皆さんは瘀血(おけつ)という言葉をご存知ですか?
気血水の血(けつ)の巡りが悪くなり、滞った状態を示します。
眼の周りに隈ができたり、唇の色が赤黒くなっているのが特徴です。
人差し指、中指、薬指の3本の指を手首の動脈に当てて脈の状態を診ると、人差し指と薬指の脈を感じる時間に差を生じ、渋い脈と表現します。
瘀血になる原因として、疲労や精神的ストレスの蓄積も指摘されています。
瘀血になると、肩凝り、生理不順、冷え症が主な症状として出現します。
低体温による免疫力の低下は、新型コロナの流行している現状を考えると是非とも避けたいものです。
皆さんも、外出の自粛による精神的ストレスや慣れない在宅勤務による疲労の蓄積によって、瘀血の状態になり易くなっている可能性があります。
時には近所の公園を歩いてみたり、仕事のペース配分を検討して適度に休憩を取る事を検討してください。
ちなみに、ノートパソコンを使う仕事での肩凝りは、15分に15秒程数回首を回すだけでも軽減され(1時間当たりのタイムロスは1分です)、42度未満の風呂に10分ゆっくりつかる事で血行が改善されて、溜まった乳酸が減少するとされています。