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  1. 力に頼らない介助方法

スタッフブログ

スタッフブログ 2023.03.08
力に頼らない介助方法

 いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 当院にはキネステティク・プラスのインストラクターがおり、先日私もその研修を受けてきました。キネステティクって何?って思われた方も多いと思います。これは「動きの学習」とされ、人間の自然な動きにより提供される質の高い介助、および対象者の機能向上に貢献する支援方法です。なぜ私がこの研修を受けたいと思ったか!ある看護師が、寝たきりの患者様をスーッと!魔法をかけたかのようにいとも簡単に体位変換や上方移動をしたのです。しかも一人で!普段はバスタオルを用いて二人で持ち上げる介助をしていた私は、「えっ、今何したんですか?」と興味津々、それがキネステティクス・プラスを知るきっかけでした。

 

 研修では講義に加え、介助する側・される側になっての実習、実際に患者様に協力頂いて臨床実習もさせていただきました。実際に患者様の立場になってみて、持ち上げたり引っ張ったり等の移動は、ただただ不快と恐怖を感じるだけでした。臨床実習では、その動きを実施する前後で、患者様の表情や動きが全く違う事を目の当たりにしました。また、自分自身全く動かない体験をしてみて、20分間だけでもかなり苦痛でした。「はい、動いていいですよ!」と言われても体が固まって思うように動けず、無理して動かそうとして痛かったのを覚えています。形ばかりの体位変換、ポジショニングは、患者様にとって苦痛でしかないということを身を持って実感しました。

 

 今回、患者様にとって苦痛なく、自分にとっても負担無く行えるキネステティクの動きを学ぶことが出来ました。患者様に対してより良いケアを提供出来るよう、また、患者ご家族に対して少しでも楽な介助方法の提案が出来るよう今後も学んでいきたいと思いました。

 

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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