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スタッフブログ 2024.07.17
保護犬カフェ
いつもスタッフブログをお読みいただき、ありがとうございます。
猫カフェ、うさぎカフェ、鳥カフェなど今は様々な動物たちと触れ合えるカフェがたくさんあります。動物の種類によって違いはありますが、多くは人間を怖がらず、人懐っこい動物たちがカフェにはいます。しかし先日行った保護犬カフェの犬たちは違いました。
特に犬は人に良く懐く動物であることは皆さんも承知していることと思います。保護犬カフェに行く前までは、「室内に一歩足を踏み入れたら元気な犬たち寄ってきて犬まみれになるのでは !(^^)!」と思っていました。しかし室内に入った瞬間、犬たちは近寄るどころかしっぽを下げて耳を伏せながら、部屋の隅や自分の安心する場所に逃げてしまうのです。
私は子供の頃から犬を飼っていたので犬の扱いには慣れていますし、犬好きなので犬からも好かれていると自負していましたが、予想外の反応に驚きました。お店の方の話だと、この保護犬カフェにいる犬たちは野良犬だったり、飼い主にから暴力を振るわれたり、餌をもらえなかったりなどの虐待を受けていで人間不信であるとの事でした。虐待を受けた犬たちとの接点は今までなかったので、「動作はゆっくり行うこと」「大きな音を立てないこと」などの接し方教えてもらい実践すると、しばらくして犬たちからゆっくりと近づいて来ました。初めのうちは手の届かない範囲にしか来ませんでしたが、餌の効果もあって、徐々に小さくしっぽを振って目の前まで近づくようになり体を撫でさせてくれ、手から餌を食べるまでに懐いてくれました。
本来だったらこの犬たちは人間不信に陥ることもなくのびのびと、どこかで暮らしていたかもしれないのに、身勝手な人間のせいで怖い思いをしたのかと思うとやるせない気持ちになりました。この犬たちはお店に来る色々な人と触れ合うことによって、少しずつ人との暮らしを学んでいくそうです。そして里親が見つかり、家族として迎えられる日を待っているとのことでした。
保護犬カフェに行くことによって保護犬への寄付にもなりますし、今回私に懐いてくれたあの子に会いに近いうちにまた行こうと思っていますが、行ったとしても会えないほうが良いのかもしれません。新しい飼い主さんに家族として迎えられたということですから。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。